俳句検索システム

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インデックスの最終更新日: 2003-01-01

検索式にマッチする 3313 個の項目が見つかりました。

少しづつ笑顔忘れて老いていく 光永武雄 「オール川柳」平成九年十二月号

半世紀前につかんだ藁で生き 藪田樂川 「オール川柳」平成九年十二月号

戦友会あり慰安婦の会がない 深谷とら尾 「オール川柳」平成九年十二月号

笛吹いて出れば見知らぬ人ばかり 八木千代 「オール川柳」平成九年十二月号

鰯雲乗っけてくれよ恩返し 籾山隆盛 「オール川柳」平成九年十二月号

欠けた茶碗に老いのドラマが浮いている 村上正一 「オール川柳」平成九年十二月号

何をしていてもあなたの鈴が鳴る 安永理石 「オール川柳」平成九年十二月号

人間を計りにかけて見る愚か 森田トシオ 「オール川柳」平成九年十二月号

女百景蹴出しのいろを百に溶く 保木寿 「オール川柳」平成九年十二月号

本物を追う晩年の時間割 山の井如月 「オール川柳」平成九年十二月号

並があり特上もある鰯雲 市川一 「オール川柳」平成九年十二月号

不束という日のために二十年 吉武三和子 「オール川柳」平成九年十二月号

鈴成りの絵馬から翔んだ青い鳥 湯本としお 「オール川柳」平成九年十二月号

こころして三百六十五日飲む 山本翠公 「オール川柳」平成九年十二月号

もう母は居ないふる里違う風 本阿弥光敬 「オール川柳」平成九年十二月号

花鋏花のいのちに触れた音 石原伯峯 「オール川柳」平成九年十二月号

未知数に惹かれ余命にネジを巻く 宮村百々子 「オール川柳」平成九年十二月号

ざわめきの中でひとりが夕やけに 保地桂水 「オール川柳」平成九年十二月号

秋口の噂へ林檎受胎する 板尾岳人 「オール川柳」平成九年十二月号

Uターン老師が会いに来てくれる 船橋豊 「オール川柳」平成九年十二月号

叱るのはやめる出された茶がうまい藤井 正雄 「オール川柳」平成九年十二月号

死が生に向かうヒロシマの暑い夏 松村隆 「オール川柳」平成九年十二月号

傷あとに白い僧侶を灯しけり 吉田健治 「オール川柳」平成九年十二月号

紫が褪せて家風に馴染み出す 吉道博章 「オール川柳」平成九年十二月号

深読みかしら白足袋のモノローグ 松下佳古 「オール川柳」平成九年十二月号

切り換えが下手な頭を笑い合う 山下豊二 「オール川柳」平成九年十二月号

一応は辞退で是非の箔をつけ 宮地一志 「オール川柳」平成九年十二月号

遺伝子の秘密で赤を着る金魚 光吉裕 「オール川柳」平成九年十二月号

親切が迷惑らしい噂聞く 向井清 「オール川柳」平成九年十二月号

腹立ちを家に持ち込む八ッ当たり 松井賢一 「オール川柳」平成九年十二月号

カタカナで何と言うたか花が咲き 横村華乱 「オール川柳」平成九年十二月号

恋は未完でサーカス小屋は畳まれる 若草はじめ 「オール川柳」平成九年十二月号

神々の指紋を守る平和論 一戸ツネ 「オール川柳」平成九年十二月号

三重か五重か東塔の混声合唱 福田弘 「オール川柳」平成九年十二月号

半生を問われて風の絵を渡す 石森騎久夫 「オール川柳」平成九年十二月号

我が影の老い花札が散っている 森雷音 「オール川柳」平成九年十二月号

計画にゆとりが欲しいお小遣い 村上照恵 「オール川柳」平成九年十二月号

生きるための嘘なら許す雪明かり 細川聖夜 「オール川柳」平成九年十二月号

一片の化石地球は自転する 牧浦完次 「オール川柳」平成九年十二月号

断ち切れぬ絆に細い藁副える 星野四郎 「オール川柳」平成九年十二月号

ひまわりの最敬礼で夏が行き 秋山敞子 「オール川柳」平成九年十二月号

乱世を酌む友あまたあり 酌まむ尾藤 「オール川柳」平成九年十二月号

お母さんときどき愛が深すぎる 松橋帆波 「オール川柳」平成九年十二月号

終についに舞は祷りの型になる 宮本福心 「オール川柳」平成九年十二月号

俺お前無理を承知の頼み事 本間良 「オール川柳」平成九年十二月号

同封の蝶の生死をお知らせ下さい 吉田州花 「オール川柳」平成九年十二月号

光秀の無念が分かる僕の妻 丸山二三夫 「オール川柳」平成九年十二月号

掌の愛むすんだりひらいたり 宮村典子 「オール川柳」平成九年十二月号

優しい指やがて千羽の鶴になる 山本恭子 「オール川柳」平成九年十二月号

看板のクローンに神が浮上する 堀井勉 「オール川柳」平成九年十二月号

女まだ咲かす気はある赤いバラ 米島暁子 「オール川柳」平成九年十二月号

足跡のひとつひとつに恩がある 吉岡龍城 「オール川柳」平成九年十二月号

さんさんと太陽あびる樹の鼓動 藤あかね 「オール川柳」平成九年十二月号

ネクタイを締めるとA氏B氏かな 宮本時彦 「オール川柳」平成九年十二月号

恐ろしいことがはじまる多数決 三宅保州 「オール川柳」平成九年十二月号

胸の火は誰にも見せぬ吾亦紅 横山雨水 「オール川柳」平成九年十二月号

ロマンより凄さ海峡渡る蝶 水谷たいち 「オール川柳」平成九年十二月号

口づけをあなたヘメッセージは赤で 山倉洋子 「オール川柳」平成九年十二月号

痩せたなとおもう老いたなとも思う 吹田朝児 「オール川柳」平成九年十二月号

無神論されど朝日に手を合わす 松本敏 「オール川柳」平成九年十二月号

採算の合わぬ水漏れが続く 山口早苗 「オール川柳」平成九年十二月号

朝市の蛸と目が合い睨まれる 山田秋良 「オール川柳」平成九年十二月号

一本道で立止まらないのはおんな 松崎文女 「オール川柳」平成九年十二月号

煙突の煙は許容範囲内 村井一柳 「オール川柳」平成九年十二月号

どくだみの花を家紋と思い込む 古谷恭一 「オール川柳」平成九年十二月号

ごくろうさんそんな言葉に今日も負け 藤沢岳豊 「オール川柳」平成九年十二月号

無終無始欣求の波の漂える 寺尾俊平 「オール川柳」平成九年十二月号

蝉ほどに鳴いて見せたい時もある 八十田洞庵 「オール川柳」平成九年十二月号

水は素直に晴れた劇画を描き上げる 横山昌利 「オール川柳」平成九年十二月号

帯結びうしろ姿が美しい 安田直枝 「オール川柳」平成九年十二月号

リボンだけ派手に囃そう高齢化 山本蛙城 「オール川柳」平成九年十二月号

戦争をやるぞとガイドライン吠え 乱鬼龍 「オール川柳」平成九年十二月号

本名と雅号で明日もいそがしい 福島銀子 「オール川柳」平成九年十二月号

さくらさくら母と歩いた過去ばかり米沢 苦郎 「オール川柳」平成九年十二月号

百歳も百歳の欲持っている 福井おさむ 「オール川柳」平成九年十二月号

国宝と知るや知らずや蜘蛛の糸 伊豆丸竹仙 「オール川柳」平成九年十二月号

風葬もよしおだてには乗ってみる 増田紗弓 「オール川柳」平成九年十二月号

お早ようで温い1日明けて行く 松尾青水 「オール川柳」平成九年十二月号

見えかくれ恋は思案の牛のよう 深谷修 「オール川柳」平成九年十二月号

はなむけは桜1本あればよい 山口晃 「オール川柳」平成九年十二月号

仲良しこよし指人形の家族たち 森園かな女 「オール川柳」平成九年十二月号

五時過ぎも社のしがらみが付き纏い 伊藤祥太 「オール川柳」平成九年十二月号

特別な理由もなしに沖を見る 和泉香 「オール川柳」平成九年十二月号

日記帖とりあえず書く三ケ日 山越宏 「オール川柳」平成九年十二月号

どの絵馬も人を愛すと書いてない 真島清弘 「オール川柳」平成九年十二月号

散らかしていて落ち着ける俺の部屋 山田白童 「オール川柳」平成九年十二月号

夢売りが来たのか鈴が鳴り止まぬ 矢島破酔 「オール川柳」平成九年十二月号

泥かぶる覚悟が出来てたじろがず 宮崎正男 「オール川柳」平成九年十二月号

産院の中で天才生まれ落ち 村尾孝峰 「オール川柳」平成九年十二月号

夫婦茶碗一つこわれて二つ買い 本庄快哉 「オール川柳」平成九年十二月号

地下足袋を脱げば隙間だらけの骸 山口流木 「オール川柳」平成九年十二月号

沈黙の中に父権が秘めてある 村瀬秀江 「オール川柳」平成九年十二月号

後始末社長変えれば済むことか 好永ひろし 「オール川柳」平成九年十二月号

人生へ空の一字を彫りつづけ 八島白龍 「オール川柳」平成九年十二月号

券売機お前も皺がいやなのね 徳山みつこ 「オール川柳」平成九年十二月号

妥協して不満半分もて余す 田島綾乃 「オール川柳」平成九年十二月号

教育勅語だつてモラルは生きている田中 白牧 「オール川柳」平成九年十二月号

落葉しきり遠い時間の上に降る 平山繁夫 「オール川柳」平成九年十二月号

遠来の仲間集めて練る一句 谷みちお 「オール川柳」平成九年十二月号

シートベルト夫婦の予定表が合う 西来みわ 「オール川柳」平成九年十二月号

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