俳句検索システム

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インデックスの最終更新日: 2003-01-01

検索式にマッチする 164 個の項目が見つかりました。

たぷたぷ日本 発育過多な太腿です 松本恭子

恐竜には致死量の 憂愁だったか 松本恭子

ひらふらとかみそり色の帯締めて 松本恭子

茶柱立ってるアメリカ人に口説かれる 松本恭子

もし死なば 遊具のコーヒーカップのように 松本恭子

月へ離陸 大阪の人を愛すなり 松本恭子

泣き濡れているかもしれぬ父の食欲 松本恭子

幽霊みえて 白ねぎが煮えている 松本恭子

さよならに泣かない約束ポインセチア 松本恭子

恋の肝 枯木に忘れて帰りましよう 松本恭子

美しく鮪の頭一列す 松本恭子

毛皮着て 逢えない筈の人と逢う 松本恭子

出逢った日のパールネツクレス冬の月 松本恭子

恋ふたつ レモンはうまく切れません 松本恭子

日曜の百合満開に脳死論 松本恭子

悲しみのてっぺん ダリヤは燃えている 松本恭子

ばんざい寝の猫の肋骨アマリリス 松本恭子

さか立ちしたら涙溢れる 六月は 松本恭子

祭りの蛇口ひらきっぱなしの浮雲 松本恭子

マネキンの小鼻に触るる春の月 松本恭子

春の夜をさかなの鰭が触れてゆく 松本恭子

椿の木みえてゴリラの純愛かな 松本恭子

死はきらきらと飛魚の弧を描く 松本恭子

白椿そこは鬼のあつまる木 松本恭子

花すすき鬼が吐息を吐くところ 松本恭子

恐竜には致死量の憂愁だつたか 松本恭子

金魚逆さまにちぐはぐな夢が続く 松本恭子

鳥が知る 寒林の火事ひろがるを 松本恭子

肉切れば星が出ましよう文化の日 松本恭子

こおろぎが鳴くからガスの火を止めた 松本恭子

恋ふたつ レモンはうまく切れません 松本恭子

傷バナナ七つのかなしみありました 松本恭子

詩に飽きてダリアは雨に打たれてる 松本恭子

そんなにも母を語るか キリン草 松本恭子

忘れそうな地球の素肌よところてん 松本恭子

祇園祭シャツと注射の空気抜く 松本恭子

鬼百合の咲いても散つてもめまいくる 松本恭子

その恋を葬るためのオーデコロン 松本恭子

ばんざい寝の猫の肋骨アマリリス 松本恭子

がれきの束わすれな草が咲きました 松本恭子

魂がうす目あけてる紅椿 松本恭子

心臓と心臓の音 花篝 松本恭子

やわらかき罪重ねいる八重桜 松本恭子

白椿そこは鬼のあつまる木 松本恭子

春寒の髪さわられしみづをのむ 松本恭子

にんげんに春の絶壁ありました 松本恭子

幽霊みえて白ねぎが煮えている 松本恭子

大烏賊のどこを押しても涙かな 松本恭子

睡眠のさびしき鰭となっている 松本恭子

ふたつの鎖骨そこから椿の木となりて 松本恭子

おるがんのら音をはずして魚のわた 松本恭子

銀の黴引く子供達が散ってゆく 松本恭子

日曜の百合満開に脳死論 松本恭子

風ほろほろ木の根噛んだ墓だ 松本恭子

鳥に尾があるワインこぼしてしまったわ 松本恭子

こおろぎが鳴くからガスの火を止めた 松本恭子

ももの木の腰のあたりをひがまわる 松本恭子

金属の建築まっかな雲曳いて 松本恭子

2?ほど 暗紫色の 夜を下さい 松本恭子

馬酔木咲く降りつもる死愛情に 松本恭子

早春の首都 唇より種を出す 松本恭子

体内の宇宙がふるえる夜のシャンペン 松本恭子

誰か剥がしてこんこん眠る玉のキャベツ 松本恭子

ばんざい寝の猫の助骨アマリリス 松本恭子

レントゲンの絶壁に胸あてて 寒 松本恭子

わたくしの血のじんじんと雪の鴉 松本恭子

東京やさびしき襤褸のたまるなり 松本恭子

わたしの中のわたしが踊子 体温計 松本恭子

子を産まぬ八十八夜の唇づけす 松本恭子

ちぎれそうなりんごの皮の夜祭り 松本恭子

赤い月 不眠の鈍器となっている 松本恭子

地獄図をみての帰りの誕生石 松本恭子

胎内に棲む鳥の声知らず 松本恭子

ひらふらとかみそり色の帯締めて 松本恭子

春寒の髪さわられしみづをのむ 松本恭子

忘れそうな地球の素肌よところてん 松本恭子

更衣して一片の鰭となるごとし 松本恭子

傷バナナに七つのかなしみありました 松本恭子

恐竜には致死量の憂愁だったか 松本恭子

淋しい工場のような女たちの目玉 松本恭子

やわらかき罪重ねいる八重桜 松本恭子

死は甘きよサルは日向の木にのぼる 松本恭子

どうしても子宮に手がゆく アマリリス 松本恭子

大脳やミルクの湯気の立ち込めり 松本恭子

雪しんしんとにんげんさまの頭蓋骨 松本恭子

椿の木みえてゴリラの純愛かな 松本恭子

誰も彼も都会のさびしいバクテリア 松本恭子

夢の茂みに煙草をおとさないで下さい 松本恭子

花すすき鬼が吐息を吐くところ 松本恭子

避暑の葡萄は唇盗みのためにある 松本恭子

涙の鱗だ キャタピラーで刻む地の神 松本恭子

泣き濡れているかもしれぬ父の食欲 松本恭子

寂寥という青くあかるいリボン巻く 松本恭子

肉切れば星が出ましょう文化の日 松本恭子

幽霊一匹つかまえられなくって ところてん 松本恭子

米一升かがやき滾る愛得たり 松本恭子

死者を焼く煙にも影 大花野 松本恭子

新聞紙につつまれてゆく夜のいちご 松本恭子

眠れない夜は束ねた芒です 松本恭子

ネックレスちぎれた 螢とぶわ とぶわ 松本恭子

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