筆まか勢

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( 2003/12 ← 2003/11 → 2003/10 ) [ 第五句集「鳩信」をWEB出版 ] 本日　１１月２４日　第五句集「鳩信」をWEB出版しました。ねずみのこまくらのホームページで見られます。紙本は年を越してから出版する予定です。 2003/11/24(月) [ 『浮け海鼠！ RISE, YE SEA SLUGS!』 ] ロビン・ギル robin d. gill氏より大部『浮け海鼠！ RISE, YE SEA SLUGS!』の寄贈本がとうとう到着。まずそのボリュームに圧倒された。小生の海鼠句も大分掲載されておりこそばゆい。何よりもうれしくおもうのは、俳句検索データベースがこの著作に利用されたこと。それも海外の日本研究者からの利用という点でデータベース制作者冥利に尽きるというものである。今後もこのような利用形態を待ち望んでいる。内容についてはこれからじっくり詠み込んでみるつもりである。以下は俳誌「鶴」のホームページ　掲示板よりの抜粋『浮け海鼠！』刊行のお知らせ投稿者：天気投稿日：2003/11/08(Sat)15:08 ロビン・ギル robin d. gill（俳号敬愚）さんによる俳諧俳句アンソロジー『浮け海鼠！ RISE, YE SEA SLUGS!』がＰＯＤ（print on demand）で刊行されました。著者のギル氏は『反日本人論』（工作舎）『誤訳天国』（白水社）など日本での著作の多い日本研究者、また無類の俳句愛好家です。『浮け海鼠！』は、480ページの大部に、「海鼠」を題材にした古今東西有名無名の900句以上を集め、それぞれに英訳（複数）と解説を付した空前絶後の労作です。なお、米国でのＰＯＤ出版につき、日本の大手洋書販売店でも入手不可能で、現在のところアマゾン・ジャパンでの購入がほぼ唯一の入手方法です。ご興味をもたれた方はぜひご覧くださいませ。追記：折りも折り、昨日金曜日のマイアミ・ヘラルド紙に著者ギル氏を紹介した記事があります。 http://www.miami.com/mld/miamiherald/entertainment/books/7204035.htm 2003/11/21(金) [ 自句集 ] 第４句集「ぱらりとせ」を１１月１８日一斉に郵送した。やれやれ一段落といったところ。この句集出版の為に作句がおろそかになった。作句のペースが乱れるのである。ペースを元へ戻すには多少の時間がかかる。これで止めておけばよいのに次句集「鳩信」までやってしまったのでますます作句ペースは乱れる。「ぱらりとせ」は１９９７年夏までの作品なのでいわば過去の精算。「鳩信」は手術を始めとしてそれ以降の作品。発行部数は極力限定の予定。というのも「鳩信」は完全にオンディマンド方式での出版なのでこまめに増刷できるので小部数とした。これから「鳩信」の出版にとりかかる。といっても編集は既に終わっているので用紙の選択さえすめば即印刷にかかれる。 2003/11/20(木) [ 行ったつもり ] こう寒くなると温泉が恋しい。箱根など出掛けたいところだが外出するには先立つものが要る。そこで思いついたのが　我が町　金沢沖の埋め立て工業団地に最近完成したゴミ処理場の余熱を利用した温泉施設。山妻とチャリで先ず　横濱ベイサイドマリーナへ。ここは若者のデイトスポットでウインドショッピングするだけでもどこか若返る。ナイキ、リーバイスの靴などみながら早々と仕立てられたクリスマスツリーに年の瀬の到来を思う。温泉施設はそこからすぐのところで東京湾が目の前。立地はすこぶる良い。浴槽はひろびろとし　２階の休憩の間、和室からは初冬の東京湾が一望できなかなかのものであった。これが自宅からはちゃりで１５分　足代ただで満喫できるのだから有り難い。冬隣東京湾上雲一つ泊船の一つ緑に冬燈 2003/11/15(土) [ 第五句集 ] 第五句集のパソコン上での編集が完了した。第四句集と第五句集との間には編集上の大きな違いがある。その差違は　四季別編集から編年体編集へ　添え書き殆どなしから添え書き有りへ　句日誌風潮希薄から濃厚へ　発行部数多くから少なくへ　等である。第五句集以降の句集は第五句集の体裁を踏襲するつもりである。ＤＴＰ出版方式ではネット公表と紙本出版は同時にできるが、ネット公表が若干遅れる。第五句集然り。因みに第五句集のあとがきは次の通り。あとがき定年後、三年になる。平穏な日々が続いている。俳句の他にはこれと言った趣味もないので、毎日が句作りの日々であるが、見る処は是平々凡々、マンネリ化は免れない。句作は句日誌風に、月四、五回に分け、パソコンに入力しインターネット上に公開している。今回の句集上木も前回同様、ＤＴＰ出版（印刷の前工程を全てパソコンで行う）の方法を採り、既にパソコンに入力済の拙句から選択・編集して一本とした。当集「入院日誌」には、一九九七年七月の心臓弁膜症閉鎖不全手術の為に入院した折りの作品と、その翌年春の手術経過を診る為にカテーテル検査入院した折りの作品を併せて納めた。その他は経年編集とした。作句期間は極めて短く、選は緩選だが、自分なりの消息を伝えるには、この程度この体裁が相応と考えている。ご批判は甘受したい。漢の武将蘇武が雁の足に手紙を結んで都へ消息を知らせた故事から派生した言葉に、「雁信」「雁足」がある。さしづめ、私の場合には、同じ消息でももっと庶民的なところからのもので、「鳩の便り」あたりが似つかわしいと考え集名を「鳩信」とした。句集上木に当たりましては、この度も（株）デジタルパブリッシンサービスの大塚正志氏に大変お世話になりました。厚く御礼申しあげます。　平成十六年正月　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高　沢　良　一 2003/11/14(金) ( 2003/12 ← 2003/11 → 2003/10 )

[ 管理者：高澤良一 ]

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